カープ森下投手、新選手会長・大瀬良投手と自主トレ実施へ!大道投手、山口投手、戸田選手も参加!自主トレの内容とは?

カープ選手情報

広島の大瀬良投手が26日に参加したゴルフコンペ「バッテリー会」に参加し、来年1月に主催する沖縄自主トレで森下投手、大道投手、戸田投手、山口投手をしごくと予告しました。広島・森下らにスパルタ大瀬良大地塾!来年早々「1年間戦える体づくりを」 – サンスポ (sanspo.com)

大瀬良投手から新選手会長として早速頼もしい言葉が聞けています!

昨年に続いて、若手投手が参加することとなった大瀬良投手の自主トレ「大瀬良塾」ですが、例年はどのようなトレーニングを実施しているのでしょうか。

かつてはマエケンと自主トレーニングを実施

マエケン ド軍カラーで自主トレ メジャー球でキャッチボール― スポニチ Sponichi Annex 野球

大瀬良投手はかつてマエケン(前田健太投手・現ミネソタ・ツインズ)が主催する合同自主トレーニングに参加しており、1年目のオフから3年連続でマエケンと自主トレを行っていました。

マエケンとの自主トレでは、フォームなどの技術的なことに加え、シーズン中のトレーニングの仕方を教えてもらっていたようです。

このようにして、かつてのカープのエース・マエケンから今のカープのエース大瀬良投手へ好投手になるためのトレーニングなどが受け継がれています。

うっすらと日焼けした顔から、笑みがこぼれた。暖かい沖縄で行ったドジャース・前田との合同自主トレ。貴重な時間が、自らを復活へと導いてくれると信じている。大瀬良が持ち帰ったのは“マエケン流トレ”だ。

フォームのことや技術的なことを教えてもらいましたけど、一番はシーズン中のトレーニングの仕方。新しい考え方を知ることができたし、取り入れていきたいと思います

マエケンは投球動作に通じる体の各部を意識したトレーニングが主体だったという。負荷をかけても、体にゴムチューブを巻く程度。「ピッチング動作の中で体に強さを持たせていた。投球につながる動きのあるトレーニングだった」。大瀬良の課題は股関節の可動域を広げたり、足首の柔軟性を高めたりして、より下半身を使った投球をすること。「それも改善されていくと思う」と前を見据えた。

技術的な指導も受けた。これまでは制球が乱れると、リリースの修正に意識があった。指摘されたのは左手の使い方。モーション中に、グラブを最短距離で体に引き寄せて巻き付けるイメージを持つことで制球が安定し、抜け球が減るとアドバイスされた。

大瀬良“マエケン流”練習法導入 先発復帰へ!カープ先輩からアドバイス/カープ/野球/デイリースポーツ online (daily.co.jp)
まつやん
まつやん

マエケンさんとの自主トレがあったからこそ、今の大瀬良投手があるといっても過言ではありませんね。マエケンさんのトレーニングは私もYoutubeで見ますが、面白いなと思いたまに家で実践しています。

マエケン×大瀬良投手と言えば・・・

たった1安打…広島 逆転CSならず 7回零封マエケンを見殺しに― スポニチ Sponichi Annex 野球

マエケンと大瀬良投手に関するエピソードと言えば、2015年シーズンの最終戦でしょう。

勝てばカープの3年連続クライマックスシリーズ(CS)が決まるこの試合で、先発のマエケンは7回無失点と好投しています。

しかし、打線の援護がなく0-0のまま迎えた8回、2番手として登板した大瀬良投手がつかまり、2失点を喫してしまいます。結局大瀬良投手は1アウトしか取れずに降板し、敗戦投手となってしまいます。

この結果に責任を感じた大瀬良投手は、試合後ベンチで人目をはばからずに涙を流します。そんな大瀬良投手の下へマエケンは駆け寄り、「(誰でも)ミスをする」といって励ましたようです。

マエケンのエースとしての自覚が感じられる行動でした。

この試合での悔しさがあったからこそ、今の大瀬良投手があると思います。大瀬良投手は悔しかったと思いますが、得られたものは大きかったのではないでしょうか。

大瀬良投手はこの試合で登板予定ではなかった!?

実はこの2015年最終戦ですが、当初大瀬良投手は登板する予定ではなかったようです。

当時の緒方元監督は、自身の書籍「赤の継承 カープ三連覇の軌跡」にて次のように語っています。

私は最終戦のマウンドに前田健太を送った。シーズンでもっとも大事な試合には、チームのエースである彼に立ってもらわなければならなかった。ベンチにはジョンソン、大瀬良、黒田といった面々もスタンバイし、チーム全員で戦う態勢も整えた。

試合は0‐0の緊迫した投手戦で進んでいたが、球数がかさんでいたこともあり本来はマエケンを6回で交代させることにしていた。7~8回はジョンソンに行ってもらおうとブルペンでは準備をはじめていた。

しかし6回裏にマエケンに打席が回ってきた。マエケンは「もう1回、僕に投げさせてください」と私に直訴してきた。彼は普段そんなことを言う男ではない。しかしこのときは、どうしても自分の力でチームを勝たせたいという強い想いがあったのだろう。マエケンはこの年、エースとして文句のない働きをしてくれた。そんな男が、普段は絶対に言わない「もう1回投げさせてくれ」という要望をぶつけてきた──。

私はマエケンの申し出を退けることができなかった。彼をそのまま打席に向かわせた。

ただし、そのことでジョンソンへの継投は流れることになってしまった。ジョンソンは前回の登板から中3日という状況。試合前の話し合いで「肩を作ったらすぐに投げさせてくれ。二度三度と肩を作ることはできない」と言われていた。ブルペンで肩を作った直後なら登板できるが、一回作って休んだ場合、肩が冷えてしまうのでマウンドでは投げられないという取り決めが事前に結ばれていた。

その結果、7~8回をジョンソンで行くという案は崩れ、新たな継投が必要になった。志願のマエケンは7回を投げたものの、そこで限界を迎えてしまった。9回は中﨑が投げるとして、黒田に延長戦を託すとしたら、じゃあ8回は誰が行くか?──私の中では大瀬良しかなかった。

本来この日、大瀬良が登板する予定はなかった。不測の事態が起こったとき、最後の最後の選択肢として彼に投げてもらうかもしれないという意図でベンチに置いている状態だった。

すでに大瀬良が登板過多になっていることは知っていた。人差し指に血行障害が生じて、満足にボールを握れないこともわかっていた。大瀬良はチーム事情でシーズン途中に中継ぎに回り、文句を言わず大車輪で働いてくれた。そのツケが回ってきていたにもかかわらず、私は最後の最後まで大瀬良に頼らざるを得なかった。

そして彼は打たれた──それはシーズンを通じての彼の酷使がもたらしたものだった。大瀬良がベンチで流した涙は、私が流させたようなものだった。

さらに言えば、私がマエケンに対して非情になれていれば、あの場面で大瀬良が投げることはなかった。あの瞬間、私の中に迷いが生じてしまった。そう考えるとあの失点は必然であり、すべては私の監督としての決断力のなさに起因する。

(3ページ目)「すべては私の決断力のなさが原因」カープ・緒方孝市元監督が明かす“一生忘れられない”試合とは | 文春オンライン (bunshun.jp)

このように、あの試合はファンが知ることができない様々の要素が重なり合っての結果となっていたようです。ジョンソン投手が登板予定であったことなど知る由もないですよね。

まつやん
まつやん

緒方監督自身、すごく責任を感じているのが伝わってきます。この試合があったからこそ、選手も緒方監督も成長することができ、三連覇へ繋がったのではないでしょうか?

その他にもこちらの緒方監督の書籍 「赤の継承 カープ三連覇の軌跡」 には面白いエピソードがたくさんあります。どのようにして三連覇を成し遂げることができるチームを作り上げたかといった成功体験だけでなく、この試合のような失敗談も語られているので非常に面白いです。

カープファンなら読むべき一冊だと思います!!

大瀬良投手は2018年から単身自主トレ実施へ

広島・大瀬良 独り立ち、マエケン組自主トレ卒業「全ての責任背負う」― スポニチ Sponichi Annex 野球

そんな大瀬良投手ですが、2018年からはマエケンとの合同自主トレを卒業し、単独での自主トレを実施しています。

前田健太投手との自主トレでは大きな収穫はある一方、前田健太投手の安心感に甘えるところもあったため、あえて危機感をもつために単独での自主トレーニングを実施することとなったようです。

大瀬良投手の自主トレーニングの内容は?

そんな大瀬良投手の2018年の自主トレーニングですが、「真っ直ぐとスタミナの強化」を主な目的としていたようです。そのためのトレーニングと走り込みを行っていたようです。

今季は10勝2敗、3年ぶりの2桁勝利を記録し、規定投球回に到達した。一定の手応えは感じているものの、直球の威力やスタミナなど課題も痛感。この日は室内でウエートトレーニングをこなし、時折、小雪が舞ったマツダスタジアムでキャッチボール、ダッシュを繰り返した。

トレーニングと走り込みの目的は「真っすぐとスタミナの強化」だ。体脂肪も17%から投手の平均とされる15~16%への減少を目指し、同時に筋力強化にも励む。食生活は「炭水化物を取りすぎないように、タンパク質を減らさないように野菜も取る」と栄養バランスに気を配っている。

大瀬良 独り立ち宣言 マエケン合同自主トレ不参加「いつまでも頼っていては」/カープ/野球/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

この単独での自主トレーニングの効果もあり、2018年シーズンでは27試合に登板し、15勝7敗、防御率2.62といったエースと呼ぶにふさわしい成績を収め、チームの三連覇に大きく貢献しました。

この成績で大瀬良投手は、最多勝利と最高勝率の2冠を獲得するなど、大きく飛躍する1年となりました。

まつやん
まつやん

あえて自らを追い込んでしっかりと結果を出す大瀬良投手はカッコイイですね。この年の成績から大瀬良投手は「エース」と呼ばれるようになりました!

「大瀬良塾」開校へ!

2019年も2018年に引き続き、単独での自主トレーニングを実施した大瀬良投手。2019年のオフには2020年に実施する自身の自主トレーニングへ若手投手が参加することを呼びかけました。エースとしての自覚の表れと言えるでしょう。

今季は自身初の開幕投手を務め、先発ローテの大黒柱となった。26試合全てで先発し11勝9敗、防御率3.53。今オフの自主トレは「誰でもウエルカム」の姿勢で「(チームに)自分よりも年下の子たちが増えていますし、一人でっていうのは…(一緒に)やりたい選手がいれば僕は全く問題ないです」とエースらしく呼びかけている。

2017年には、その前年まで2年連続で行っていたドジャース・前田との合同自主トレを卒業し“孤独トレ”に励んだこともあった。しかし、現在は立ち位置が変わり、大瀬良に憧れる選手も多い。兄貴分として相談に乗ることもある。

自身も先輩たちの背中を見て育った。後輩に対してウエルカムの姿勢を取るのは「自分にとって黒田さんやマエケンさんが技術や調整方法だったり、聞かれたことを全部答えてくれたというのが大きいからですね」。黒田氏と前田からアドバイスなどはほとんどなかったそうだが「勇気を持って聞きに行けば答えてくれたので『(あの時)勇気を持って良かったな』と今、思っている。自分も全部答えようと思っているんです」。

広島・大瀬良 自主トレは「誰でもウエルカム」 | 東スポのプロ野球に関するニュースを掲載 (tokyo-sports.co.jp)

そんな大瀬良投手主催の自主トレーニングへ、2021年は山口投手と戸田投手が参加しています。

大瀬良投手と山口投手の”師弟関係”

大瀬良投手と山口投手は、この自主トレーニングをきっかけに”師弟関係”とも呼べる関係になっています。

師弟関係の始まりは昨年12月だった。大瀬良は、右肘の手術明けだったことで、オフ期間の拠点を例年のマツダスタジアムではなく2軍施設の大野練習場に置くことになった。主に若手が集まる練習場所に大瀬良が毎日訪れる。不振に迷い込んで20年は1軍登板のなかった山口にとっては、すがるような思いだった。リハビリ中とは承知の上で勇気を振り絞った。「大地さん、一緒に練習したいです」。その日から大瀬良が山口の師匠になった。

チーム内で大瀬良の練習の厳しさを知らぬ者はいない。想像以上にハードなウエートトレや走り込みの連続に、19年オフに合同練習をしていた床田は「めちゃくちゃきつい」と言って、いつもの笑顔が消えたほどだ。お互いの練習の強度は異なるものの、基本的には同じメニューをこなす。2軍で厳しい練習に耐えてきた山口でさえも、大瀬良に付いていくだけで必死だった。

山口の方から一緒に自主トレをさせてほしいとお願いしてきた。僕もいいよと言って、面倒を見ると決めたからには、オフの間だけではなくて、シーズン中であろうと、どんな状況でも助けてあげたいと思った

決して、今季の大瀬良に周囲を気遣えるほどの余裕があったわけではない。開幕直後に故障で約1カ月間の離脱を経験。復帰直後は不調にも苦しんだ。そうした苦境も乗り越えながら2年ぶりに2桁勝利を達成するなど、投手主将として結果と練習姿勢でチームの見本になり続けた。

一方の山口は2年連続で昇格機会が訪れず、師匠の奮闘をテレビ越しに見つめるしかなかった。それでも希望はある。今月8日に始まる秋季練習から1軍合流が認められた。アピール次第では、来春キャンプの1軍スタートもあるだろう。師匠から学んだ1年間の成果を見せる機会は残されていたのだ。2人の師弟関係は、まだ終わらない。

「面倒を見ると決めたからには」広島・大瀬良大地と山口翔、“師弟関係”の軌跡(文春オンライン) – Yahoo!ニュース
まつやん
まつやん

自分の状態があまり良くない中でも、後輩へ的確なアドバイスを送る大瀬良投手。投手キャプテンにふさわしいですね。新・選手会長に選出されるのも納得です。

そんな大瀬良投手へ弟子入りした山口投手ですが、シーズンでは怪我の影響で思うような成績を残せませんでしたが、フェニックスリーグで首脳陣へアピールし、先日の1軍秋季練習へも参加しています。山口投手のフェニックスリーグでの成績や、秋季練習で行われた紅白戦の登板結果・山口投手のテレビインタビューは以下の記事をご覧ください!

【カープ】2021フェニックスリーグ総括!最終順位・チーム内首位打者や本塁打王まとめ!

【カープ】紅白戦(2021/11/16)結果まとめ~秋季練習第二クール最終日~

2022年の大瀬良塾へ森下投手・大道投手が参加決定!

広島・大瀬良 森下ら4投手と年明け沖縄で〝地獄トレ〟「みんなでレベルアップしたい」― スポニチ Sponichi Annex 野球

そんな大瀬良投手の自主トレーニングへ、来年は森下投手と大道投手が新たに参加するようです。トレーニング内容としては、上述の通りインターバル走やウエートトレーニングが中心となるようです。

すでに、大瀬良投手からは”きついトレーニング”となることが宣告されています。

「例年、みんな勝手に倒れている。僕も若い子たちもしんどい。時間を設定せずやれることをやって、1年間戦える体づくりをする」

インターバル走やウエートトレ中心で、午前9時から午後5時まで、4勤1休で約2週間、トコトン追い込む。例年はマツダスタジアムか大野練習場の室内だったが、人数と気温を考慮して屋外で行うことにした。

「1軍で頑張っている選手はどれぐらいのことをやっているか、知ってもらいたい」

広島・森下らにスパルタ大瀬良大地塾!来年早々「1年間戦える体づくりを」 – サンスポ (sanspo.com)

参加する森下投手は、エースと呼ばれる大瀬良投手と自主トレーニングを行うことを心待ちにしており、大道投手もこのチャンスを生かしたいと意気込んでいるようです。

マエケンから色々と教わった大瀬良投手が次は若手投手へ教える立場となっています。元エースマエケンから現エース大瀬良投手へ受け継がれたものを、次は次世代のエース候補・森下投手へとつないでほしいと思います。

まつやん
まつやん

大瀬良塾へ参加する4名の投手が来シーズンどれくらい活躍してくれるか今から楽しみです!

まとめ

今回はゴルフコンペで森下投手・大道投手の参加が発表された、大瀬良投手の自主トレーニングについてまとめてみました。

チーム内の好投手から若手投手陣へ色んな良いものが受け継がれることは大変すばらしいことだと思います。強いカープ復活のためにも、投手陣のさらなる底上げは不可欠ですので、新選手会長の大瀬良投手から参加するメンバーは色々吸収し、ステップアップしてほしいですね!

その他、大瀬良投手の同級生今村投手は現役続行希望することを発表しています。そちらについては、こちらの記事をご覧ください。

カープ2021選手会ゴルフコンペ開催!戦力外の今村投手・高橋選手は現役続行希望!今村投手の移籍先はどの球団?

大瀬良投手の性格の良さについても以下の記事でまとめているので、ぜひご覧ください!

【カープ×FA】大瀬良投手が残留する5つの理由とは!?

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