小園選手の適性打順は3番ではなく5番か?九里投手・栗林投手は開幕へ向けて不安の残る内容【カープ3月15日OP戦まとめ】

カープ試合結果

13日の試合で日本ハム相手にサヨナラ勝ちをおさめるなどチームの状態が上がりつつあるカープでしたが、15日の試合は6-10でロッテに敗れています。

この試合は先発の九里投手が5回5失点と大誤算でした。守護神栗林投手も1イニングを投げて2失点と不安が残る内容です。開幕までにはしっかりと状態を上げてもらわなければなりません。

打線では小園選手や坂倉選手、林選手といった若手の活躍が目立ちました。

そんな3月15日のオープン戦のポイントをまとめました!

4安打の小園選手の適性打順は5番か?

この試合、小園選手が当たりに当たっていました5打数4安打1二塁打1打点と素晴らしい成績を残しています。これでOP戦の打率は.318まで上昇しています。やはり今年の小園選手は期待ができます。

ここ数試合で打球も上がり始めたので長打も増えると思っていましたが、今日の試合のツーベースで3試合連続の長打となりました。順調に長打も出始めたので、あとはホームランがでれば文句なしですね。

この試合は3番でのスタメン出場で3番打者候補の一人となる小園選手、他には5番・6番での起用も想定されています。広島小園海斗4安打固め打ち「狙い球絞りイメージ通り」東出コーチ中軸期待「3、5、6番かな」 – プロ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

どの打順でも面白いと思いますが、個人的には3番より5番・6番が適正かと考えます。小園選手は昨シーズンから出塁率の低さが課題で今オフもそこの改善を目標にトレーニングに取り組んでいました。この意識は非常にいいことでした。ただ、ここまでのオープン戦44打席でいまだ0四球とまだ目に見える結果はでていません。このままいけば公式戦でも四球が増加することは考えにくく、出塁率も打率のわりに小さくなることが予想されます。

3番打者は塁に出た1番・2番打者をホームへ帰す役割と中軸へ向けてチャンスを作るチャンスメーカーの役割が求められます。チャンスメイクするためには高い出塁率が求められるので、出塁率があまり高くない小園選手は3番向きではなさそうです。ただ打率の高さと長打を打てる力は魅力的なので、5番打者として積極的に打ちにいってもらう方がチームにとっても小園選手にとってもいいのではないでしょうか。

今後のOP戦での小園選手の起用法に注目です!

坂倉選手はさすがのタイムリー!3番打者に推奨!?

この試合は坂倉選手の2点タイムリーツーベースヒットで先制に成功しました。タイムリーにしたボールは決して甘くなく、インコースのボールを上手く打ってのツーベースヒットでした。坂倉選手の打撃技術は格が違うと分かる一打です。

この試合は2打数1安打1二塁打1打点2四球といった成績を残しています。タイムリーに目がいきますが、注目点は2つの四球です。坂倉選手は前述の小園選手と対照的に、四球も選べる打者で打率も出塁率も高い選手になります。

この日のタイムリーのようにランナーを返す仕事もできますし、高い出塁率を活かしたチャンスメーカ-の仕事も期待できます。つまり、理想的な3番打者に近いと考えられるでしょう。

ここまでは3番打者としての起用がなかったので首脳陣の中には3番という選択肢がないのかもしれませんが、残りのOP戦で3番起用されればしっくりとハマるのではないでしょうか。キャッチャというポジション上、初回に必ず打席の回る三番打者として起用することは難しいかもしれませんが色々と試してほしいですね。

林選手は苦手左腕からのタイムリーツーベース

直近のOP戦では11打席無安打と当たりの止まっていた林選手でしたが、スタメン起用されたこの試合で苦手な左腕からタイムリーヒットを放っています。このタイムリーでなんとかサードのレギュラー争いにまだ食い込んでいけるのではないでしょうか。

ここまでの練習試合・オープン戦では左腕からヒットを放つ場面も多くみられるので、オフから取り組んでいる左腕対策が功を奏しているように思います。この試合のタイムリーもロッテの成田投手のスライダーを上手く打っていました。左腕も苦にしないとなると打率は昨季(.266)より間違いなく向上するでしょう。

一方で心配なのが、ここまでホームランが0本という点です。昨季は高卒3年目ながら10本の本塁打を放つなど、長打力が魅力の選手です。将来的には大砲としてホームランを量産してほしい選手なので、今季は最低でも15本塁打を達成してほしいと思っています。それだけに、ここまでのOP戦で未だホームラン0本というのはさみしいですね。率を残すことももちろん重要ですが、林選手にはホームランの期待値が高くなっているのでヒットを重ねるよりはホームランが見たいですね。

残りのOP戦で林選手のバットからホームランは生まれるのでしょうか。ホームランが出ればサードのスタメンも近くなるはずです。林選手のホームランが生まれることを期待しましょう!

九里投手はまさかの炎上

開幕4戦目の登板が予想される九里投手が5回を投げて被安打9、3被本塁打、8失点と大誤算でした。裏ローテの頭を任せられるだけに、かなり心配の残る内容でした。

特に制球に苦しむといった内容ではありませんでしたが、変化球を簡単にスタンドに放り込まれるなど変化球がキレておらず、球も軽かったのかもしれません。昨シーズンもリーグワースト2位の18被本塁打とホームランをよく打たれたので、ここは改善しないといけません。九里投手は球威や大きな変化球を武器にするタイプではなく、多彩な変化球をコーナーに投げ分けて抑えるなので細かなコントロールが命取りになります。この試合でもそういった細かなコントロールができていなかったのかもしれません。

九里投手自身もはっきりとした原因は分かっていないようですが、昨シーズンの最多勝利投手で投手キャプテンでもあるので開幕までに修正してくれるでしょう。来週の二軍ソフトバンク戦でまた登板することが予想されるので、そこで好投してくれると信じます。広島・九里が5回9安打8失点「何か絶対、原因がある」/広島カープ/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

カードの頭投手が今日のように炎上すると、中継ぎも消費することとなり三連戦に大きな影響を与えます。九里投手にはこうした投球はシーズン中ではしてほしくないので、巻き返しを期待しましょう!

栗林投手も2失点と不安が残る

8回に登板した栗林投手は制球に苦しんでいる様子で、1イニングを投げて被安打1、四球2、失点2と不安の残る内容でした。失点すること自体珍しい栗林投手の2失点は非常に心配です。

この日は先頭の平沢選手相手にストレートのフォアボールを出すなど制球にとても苦しんでいました。昨オフから制球力の向上に取り組んでおり、ここまでの試合では制球力の改善が見られていただけに驚きの内容でした。ZOZOマリンのマウンドが合わなかったのでしょうか。

2アウトから岡選手にタイムリーを打たれたものの、岡選手に対しての投球からは本来のピッチングに戻りつつあったと思います。なので、そこまでの心配はいらないでしょう。

栗林投手はオリンピックでも初戦は失点したものの、その後の全試合では無失点に抑えるなど修正力が高い投手です。この試合での反省点もしっかりといかして、開幕後は絶対的守護神として試合を締めくくってくれるはずです。

この試合の内容だけでは不安が残りますが、OP戦であと一試合は登板すると思うのでその登板での内容に注目です。

大盛選手の当たりが止まった・・・?二軍では宇草選手が活躍

先週の試合では3試合連続長打を放つなどバッティングでアピールに成功し、OP戦でスタメン起用されるようになった大盛選手でしたがここ3試合はあたりが止まっています。この試合も4打数無安打と結果を残すことができませんでした。スタメン起用されるまでの試合では限られたチャンスで結果を残していただけに、この結果は残念です。

ただ、4打席目のサードライナーはあたりも良かったのですぐにまたヒットは出るかもしれません。長打力も魅力で、守備と走塁に定評のある選手なのでレギュラーとして定着すれば面白い存在になるはずです。開幕スタメンのチャンスが目の前にあるので、残りのOP戦で再び結果を残してほしいですね。

同じく外野の左打者で二軍調整中の宇草選手は、二軍の対ソフトバンク戦で4打数2安打1打点と結果を残しています。OP戦では打率こそ高かったものの打席内容がわるく、かかと重心の当てただけのバッティングが多くなっていました。ここが改善されなければ宇草選手の持ち味である長打も量産されません。そのため、首脳陣は二軍調整といった決断をしたのでしょう。

この2安打は一軍でも実績のある和田投手から放った左中間を破るツーベースヒットと高橋純平から追い込まれて打ったタイムリーヒットのようです。左投手から長打を打てていますし、追い込まれてからも当てるだけではなくしっかりとしたヒットを放っているので、二軍降格前の課題は改善されつつあるのかもしれません。宇草、課題克服の兆し 2安打1打点 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル (chugoku-np.co.jp)

開幕までの二軍戦で同じような結果を残し続ければ、開幕までに一軍昇格することもありえますね。

最後の最後まで外野争いも激しいのでこちらも目が離せません!

心配なのが、同じく左の外野手で今季からキャプテンを務める野間選手です。15日の試合前に、他の選手と交錯し病院へ救急搬送されました。大事には至らなかったようですが、今週末のソフトバンク戦への帯同は見送られるなどアピールが求められる野間選手に痛い離脱となります。また、頭を打ってのことなので後遺症なども非常に心配です。

まずは、野間選手が無事に復帰し元気な姿をまたグラウンドで見せてくれることを祈ります。【広島】救急搬送の野間峻祥は「頭部の打撲」 佐々岡監督「脳しんとうにはなっていない」 : スポーツ報知 (hochi.news)

OP戦も残りわずか

開幕まで約1週間となり、オープン戦も残りわずか4試合です。

外野やサード、ファーストなどまだ現時点でスタメンが確定していないポジションもあります。最後まで、競争から目が離せませんね!

残りの試合は内容だけではなく結果にもこだわってほしいと思います!がんばれ!カープ!

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