２月１日より春季キャンプも始まり、いよいよプロ野球の開幕も近づいてきました。以前の記事では春季キャンプで注目すべき”競争”をまとめました。
今回は2022年ブレイクが期待されるカープの選手を紹介します。
2022年はこの記事で紹介する選手がカープを盛り上げてくれるはずなので、 春季キャンプから要注目です！！
今のカープは非常にフレッシュで、期待の若手がたくさんいます。その中でも特に今回紹介する選手に期待しています！春季キャンプからシーズンを通して注目してみてください！
宇草選手の打撃に注目！
広島２年目宇草が大仕事、８連敗で止めたＶ弾 セ勝ち越しも決める – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
まず一人目は、このブログでも複数回登場している宇草選手です。
宇草選手と言えば足の速さが注目されることが多いですが、一番の魅力は”長打力を兼ね備えた打撃力”です。こちらの記事で詳細を記載していますが、2021年は規定打席未達ながらOPS.764、長打率.432の好成績を残しています。（OPS・長打率の解釈はこちらをご覧ください）
今シーズンは宇草選手の打撃に要注目です。
1番打者での起用が噂されていますが、長打力に魅力があるので5番打者として起用しても面白いのではないかと考えています。もちろん1番に長打を打てる宇草選手を据えるのも面白いですが、個人的に他に1番打者を打ってほしい打者がいるので。。。（後ほどご紹介します）
春季キャンプでは、同じ外野手で左打者の西川選手・野間選手・大盛選手と競争することになります。自慢の打撃力でアピールに成功すれば、開幕スタメンの座を勝ち取れるでしょう。
春季キャンプのフリーバッティングや練習試合では宇草選手の打撃力に注目です！
下の動画は2021年にマー君から宇草選手が放ったプロ初ホームランですが、バックスクリーンへ飛び込む大きなホームランで宇草選手にパワーがあることが分かります！
2022年はこういった豪快なホームランがたくさん見れるのではないでしょうか。
他球団の選手・解説者からもブレイクが期待される
そんな宇草選手ですが、阪神タイガースの近本選手・野球解説者の赤星憲広氏からも注目されています。
近本選手からは「足も高い能力。バッティングも長打が打ててしっかり振ってくる選手なので頑張ってもらいたい」とし、NEXTブレイク選手に選出しています。
赤星憲広氏は1月25日（月）放送のGoing! Sports&News｜日本テレビにおいて、「宇草選手に今年は注目。鈴木誠也選手の穴を埋める可能性もある」といった旨の発言をしており、宇草選手に一目置いていることが分かります。
現役の他球団の選手や解説者からも注目される宇草選手、2022年のブレイクは間違いないといっても過言ではないのではないでしょうか。
他球団の選手や阪神OBの赤星さんからも期待されているというのはファンからしても嬉しいです！今季の宇草選手にかかる期待は非常に大きくなりますね！
中村奨成選手の外野守備に注目！
勝利呼ぶ広島・中村奨成の“フェン直”二塁打「かなり緊張」 監督「よく打ってくれた」/広島カープ/デイリースポーツ online (daily.co.jp)
二人目の注目選手は中村奨成選手です。
捕手登録の中村奨成選手ですが、昨オフから”外野のレギュラーを獲る”ことを目標としています。
中村奨成選手も昨シーズンプロ初ホームランを放つなど飛躍のきっかけとなるシーズンでした。
しかし、外野の守備に不安があるため出場機会に恵まれず、一軍での出場はわずか39試合にとどまってしまいました。
その限られた出場機会でも中村奨成選手はたしかな”打撃の才能”を見せてくれました。62打席ですが一軍で出塁率.377、長打率.453、OPS.830は立派です。将来間違いなく一軍のレギュラーとして活躍することを感じさせてくれました。
私が中村奨成選手に感じている魅力の一つは”選球眼の良さ”です。
若手の打者は基本的に打ってアピールしたいため、打てると思ったボールは振りにいく傾向があります。その結果、凡打や三振が増え出塁率が伸び悩むといった選手もいます。
ところが、中村奨成選手はとにかく打ってアピールした高卒4年目のシーズンだったにも関わらず、打席で非常に落ち着いておりボールをしっかりと見逃していました。そのため、61打席ながら8つも四球を選んでいます。
打撃力がある上、打席でも落ち着いてボール球を選ぶことができる中村奨成選手はブレイクすること間違いなしです。
四球が選べるため出塁率も高く、足も速い中村奨成選手こそ1番打者にふさわしいのではないかと考えています。
ただ、やはりまだ外野の守備には不安があるのでこの春季キャンプでは中村奨成選手の外野守備に注目したいと思います。
外野守備の不安さえなければ、シーズンを通して外野手として固定起用しても面白いのではないかと思います。
地元出身のドラフト1位選手のブレイクに期待です！
中村奨成選手は肩もいいのでライトのポジションが似合うと思います。鈴木誠也選手とは打者としてのタイプが少し違うので、中村奨成選手らしくブレークしてほしいですね！
脱”二軍の帝王”なるか？正随選手に注目！
2年目の長距離砲・カープ正隨優弥が目指すのは「コンスタントにホームランを打てる打者」｜carp｜インタビュー｜広島アスリートマガジン (hiroshima-athlete.com)
三人目の選手は正随選手です。正随選手もこのブログで鈴木誠也選手の穴を埋める選手の一人として複数回取り上げています。
昨シーズンは二軍で打率2割9分3厘、リーグ2位の11本塁打、同4位の40打点をマークし、ウエスタン・リーグ優秀選手賞に選ばれています。
昨秋のフェニックスリーグでもチーム内の本塁打王・OPSトップに輝いており、二軍レベルのピッチャー相手にはやることがない選手です。
ただし、一軍レベルの投手相手には未だ適応できておらず、2020年は打率.143、1本塁打、2021年は打率.115、1本塁打と自慢の打撃力でアピールすることができていません。
ただ今年は、鈴木誠也選手が退団し、マクブルーム選手の合流も遅れることがあり正随選手にとって大きなチャンスが到来することが予想されます。
二軍での成績からも一軍で活躍できる力は十分あると思うので、変に力むことなく自分らしいバッティングを一軍で見せてほしいです。そうすれば、一軍でブレイクを果たせると思います。
春季キャンプではチーム内の一軍レベルの投手と対戦する機会もあります。大瀬良投手・九里投手・森下投手といった開幕投手候補のトップクラスの投手や絶対的守護神・栗林投手との対戦で、正随選手がどのように対応するのか・ホームランは打つことができるのかに注目したいと思います。
上記の日本代表レベルの投手から打つことができれば正随選手も一軍で活躍できると思います。二軍ではやることがないレベルの選手だけに、早く一軍レベルの投手に対応してほしいですね！
昨シーズン終盤は手応えも
一軍での活躍が期待される正随選手ですが、昨シーズン終盤は手応えを少し感じていたようです。
春先に不振によって二軍降格した後、 正随選手はタイミングの取り方を変更したようです。以前までは手でタイミングをとっていたものを、左足でタイミングとるようにしたのだとか。
その結果、以前は振ってしまっていたボールにも我慢できるようになり、捉える率が上がったようです。
また、一軍では會澤選手や鈴木誠也選手から一軍投手の配球や打席での心構えも学んだようで、昨シーズンの一軍経験は確かな糧になっているようです。
自慢の長打力を活かして、今シーズンは一軍でも二桁本塁打を放ってくれることを正随選手に期待しています！
正随選手はドラフト6位の地元出身大卒選手ということで、OBの新井さんと被る部分もあります！新井選手のような偉大な打者に成長してほしいです！
石原選手は守備だけでなく打撃も魅力！
まずはバットで猛アピール。カープ石原貴規がプロ初スタメンで快音｜carp｜編集部コラム｜広島アスリートマガジン (hiroshima-athlete.com)
4人目の選手は石原選手。
捕手王国広島の中で、しっかりと一軍春季キャンプメンバー入りを勝ち取りました。
石原選手と言えば、捕手陣の中でも守備力が高いことで注目を浴びていますが、打撃も優れた選手です。
昨シーズンは一軍で打率.239、4本塁打、OPS.647といまいちな成績ですが二軍では打率.382、2本塁打、OPS1.060と圧倒的な成績を残しています。
石原選手も正随選手と同様、一軍レベルの投手に適応できれば打撃面でもブレイクすると期待しています。
昨シーズンの最終戦（対ヤクルト）では、日本シリーズで完封を果たした好投手・高橋 奎二投手から16球粘った挙句ホームランを放つ場面もありました。
この打席から石原選手にブレイクの予感を感じました。17球も対戦したにも関わらず、集中力を切らさずに最後はホームランで仕留めるということはなかなかできるものではありません。
會澤選手、坂倉選手に続く3人目の”打てる捕手”として2022年はブレイクしてくれるでしょう！
石原選手もブレイクすると、首脳陣は誰を捕手にするかさらに頭を悩ますことになるでしょうね。ブレイクを果たしていい意味で首脳陣を困らせてほしいです！
オーナーにも一目置かれるルーキー末包選手に注目！
広島ドラ６・末包 ピークは２・１じゃない３・２５「プロとしてのスタート地点に」/広島カープ/野球/デイリースポーツ online (daily.co.jp)
最後の選手はドラフト6位ルーキーの末包選手です。
末包選手の詳細については、こちらに記載していますが、魅力はやはり長打力です。その恵まれた体型からはパワーヒッターの風格が漂っており、カープではあまり見かけないタイプの選手かなと思います。
カープでは珍しいタイプということもあり、末包選手には大きく期待しています。
さらに、松田オーナーは末包選手について「長打力もあるし、器用にも打ち分けられる。未知数だけどひょっとしたら、という期待感がある」と語っており、オーナー直々に注目選手として挙げています。
松田オーナーはオーナーでありながら野球選手を見る目があることで有名です。そのオーナーが直々に注目しているといった選手ですから期待も大きくなります。
都市対抗野球では、外へ逃げるスライダーへの対応などまだまだ課題があることも判明しています。春季キャンプでは、課題を克服し、プロのレベルにどれだけ対応していくことができるか注目です。
外野手の末包選手ですが、ファーストにも挑戦することが分かりました！出場機会確保に向けての覚悟が早速伝わってきますね！
広島のドラフト６位・末包（すえかね）昇大外野手（２５）＝大阪ガス＝が２１日、一塁挑戦に意欲を示した。大野練習場での合同自主トレではファーストミットでノックを受けた。本職の外野に加えて一塁を守れるようになれば出場機会は増える。１軍スタートが決まった春季キャンプから本格的に取り組む。
体の目の前で弾む難しい打球を、確実にさばいた。末包が手にしたのは外野用のグラブではなくファーストミットだ。「入寮のときに持ってきた新品です」。春季キャンプで一塁に入ることを想定。準備を進めている。
高松商時代は一塁手か三塁手としてプレー。大阪ガスでも一塁を守った経験がある。「高校３年間やってきたので思い出しながらやっています」。久しぶりの内野守備でも不安は感じない。
「どこでも試合に出られたらいい。まずは出ることが大事。挑戦したい」
本職の外野に加え、一塁を守れるようになれば、出場機会が増える可能性がある。１軍スタートが決まった春季キャンプでの早出特守に向けては「覚悟しています」ときっぱり。捕球した数の分だけ上達するだけに意欲は十分だ。
広島・ドラ６末包 一塁挑戦 本職は外野も出場機会確保へ「どこでも」/広島カープ/野球/デイリースポーツ online (daily.co.jp)
広島・松田オーナー ドラ６末包に「期待感」仕事始めで新戦力の台頭を望む
１８年以来のリーグ優勝を目指すチームは、ポスティングシステムでのメジャー挑戦を表明している鈴木誠に代わる右翼と４番争いに注目が集まる。
松田オーナーは、新戦力の台頭に期待。ドラフト６位・末包（すえかね・大阪ガス）について「長打力もあるし、器用にも打ち分けられる。未知数だけどひょっとしたら、という期待感がある」と力を込めた。新外国人のマクブルームにも「当然、頑張ってもらわないといけない選手」と話した。
広島・松田オーナー ドラ６末包に「期待感」仕事始めで新戦力の台頭を望む/広島カープ/野球/デイリースポーツ online (daily.co.jp)
まとめ
今回は2022年シーズンでブレイクが期待される野手5名を紹介しました。
２月１日から始まるキャンプでは、ぜひ彼らに注目してほしいと思います。
その他にもカープには若くして将来有望の選手がたくさんいます。小園選手や林選手といったミレニアム世代も今シーズンの活躍が期待される選手達です。ミレニアム世代の選手についてはこちらで詳しく紹介しているのでぜひご覧ください！
ブレイクが期待される投手についても今後まとめたいと思うので、ぜひお楽しみにしてください！
春季キャンプはJsportsオンデマンドで中継があるようなので、この機会にJsportsオンデマンドへの加入を検討してみてもいいかもしれません。
Jsportsオンデマンドへの加入方法については、こちらの記事で簡単にまとめていますのでご参考ください！
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