2022年のプロ野球開幕まで残り約1カ月となりました。
今回は2022年の広島東洋カープのスターティングラインナップを予想していきます。
春季キャンプもまだ折り返し時点で、対外試合も始まっていないため暫定での予想となりますが、どのような打順が最もよいか考えていきます!
個人的な希望も多少は含まれていますが、最適な打順を考えてみました!
開幕戦のオーダーは?
早速、私が想定している2022年広島東洋カープの開幕オーダーを発表していきます!
私が考える開幕オーダーはこれです!!(敬称略)
打順 | 守備位置 | 選手 |
1 | 右 | 中村奨成 |
2 | 遊 | 小園 |
3 | 一 | 坂倉 |
4 | 左 | 西川 |
5 | 二 | 菊池 |
6 | 中 | 宇草 |
7 | 捕 | 會澤 |
8 | 三 | 林 |
9 | 投 | 大瀬良 |
注目は1番・中村奨成選手、5番・菊池選手、6番・宇草選手、7番・堂林選手あたりでしょうか。
こちらの起用意図については後ほど、詳しく解説していきます。
横浜DeNAベイスターズの開幕投手は?
オーダーを考える上では、相手の投手も確認する必要があります。
横浜DeNAベイスターズの開幕投手は今永投手と予想されます。
今永投手の昨年のシーズン成績と対広島戦の成績は次の通りです。
登板 | 投球回 | 防御率 | 勝 | 負 | 奪三振 | |
シーズン成績 | 19 | 120 | 3.08 | 5 | 5 | 110 |
対広島戦 | 2 | 12 | 3.75 | 0 | 0 | 5 |
以前は今永投手からあまり打てていなかった印象ですが、昨年は防御率3.75と苦手意識はないように思います。今年の開幕戦でも今永投手相手に打線が奮起することに期待です。
続いて、今永投手の2021年の対左右打者別の成績を見てみましょう。
対戦打数 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四球 | 被打率 | |
対右打者 | 255 | 51 | 10 | 68 | 17 | .200 |
対左打者 | 184 | 46 | 6 | 42 | 9 | .250 |
対左右別の成績は、対左打者相手の被打率が悪いものの左右の打者で大きな差はなさそうです。
今永投手が左腕だからといって右打者をずらりと並べる必要はなさそうです。
この点も踏まえて、開幕オーダーを考えました。
1番打者は中村奨成選手!
1番打者は当ブログで何度か力説している通り、中村奨成選手を起用してほしいと思います!
現在のカープには初球から打ちに行く”積極型”の打者が多く、じっくりと見極めていく”待球型”の打者はあまりいません。主な”積極型”の打者・”待球型”の打者は以下にまとめてみました。
【積極型と思われる選手】
小園選手、西川選手、菊池選手、宇草選手、松山選手
【待球型と思われる選手】
坂倉選手、中村奨成選手
先発投手は立ち上がりが最も難しいと言われます。そのため、初回の上位打線はじっくりと相手投手を攻めていく必要があります。
仮に上位打線に”積極型”の打者を並べた場合、相手投手の本調子か分からないうちにあっさりと数球で攻撃が終了する可能性があります。そうなってしまうと、相手投手は本調子じゃなかったとしても「あれ?調子いいかも?」と思い、立ち直ってしまうかもしれません。
それだけ初回の攻撃は重要となってきます。なので、上位打線にはじっくりとボールを見極めることができる選手が何人かは必要です。三連覇した時のカープにも田中選手・丸選手といったボールをじっくり見るタイプの打者が上位打線に二人いました。
中村奨成選手も田中選手らと同じ”待球型”の選手で選球眼もよく出塁率が高い選手なので、上位打線に置きたいところです。
さらに、中村奨成選手は足も速く、走塁意識・技術も高いという1番に必要な要素も兼ね備えています。長打力もあるところも魅力の一つです。先頭打者がいきなり長打を打つと大チャンスになりますからね。
以上の理由から1番には中村奨成選手を起用してほしいと思います!
中村奨成選手は昨シーズン今永投手からマツダスタジアムで大きなホームランを放っています!相性も良さそうなので先頭打者として今永投手の出鼻をくじいてほしいです!
2~4番は左打者!
2番小園選手、3番坂倉選手、4番西川選手と左打者を並べることになると予想しました。
まず、小園選手は三振の低さが特徴的です。昨シーズンも481打席でわずか57三振でした。三振が少なくバットに当てる技術に長けた選手のため、ヒットエンドランも仕掛けやすいですし、進塁打を期待することもできるなど2番打者としての適性も高いと思います。
近年は”2番最強打者説”など2番に長打力のある選手を置く流行もありますが、小園選手も高卒1年目から4本塁打を放つなど元々本塁打も打てる選手です。昨シーズンも5本塁打に終わっていますが、終盤には長打が増えていたので、今季はスタートから長打の数も増えると思います。
また、打率も高く(2021年:.298)今年はさらに打率も上がると期待しています。出塁率が低いのが課題ですが、その課題を本人も意識して取り組んでいるので改善されるでしょう。上位打線には出塁率が低い選手はあまりおきたくないですが、小園選手のレベルアップにも期待して2番でのスタメンを予想します。「打率だけでは意味ないぞ」 広島首脳陣が課した若手への宿題 小園らが積極性と出塁率の両立目指す― スポニチ Sponichi Annex 野球
3番は昨年リーグ打率2位の坂倉選手です。坂倉は打率も高く出塁率も高いといった特徴があります。また、R.マルティネス投手のストレートをサヨナラホームランにするなど真っすぐに対する強さ・長打力もあるので出塁によるチャンスメイクも長打による打点も求められる3番打者にふさわしいと考えています。
かつての3番打者丸選手ほどの長打力はまだありませんが、坂倉選手も丸選手のようにレフトスタンドへ放り込む感覚をつかめばすぐにホームランを量産すると思います。打撃センスにあふれる坂倉選手なら、そう遠くないうちにその技術を身につけることでしょう。今季は3番打者としてチームを支えてもらいたいです。
4番打者は西川選手。本来はマクブルーム選手を起用したいところですが、来日が遅れているため開幕には間に合わないでしょう。坂倉選手や松山選手も代役の4番候補になりますが、4番打者の経験もあり2019年には16本塁打を放つなど長打力もある西川選手が4番打者にふさわしいと考えました。
昨シーズンも12本塁打に終わっているものの、本来は長打力のある選手です。昨シーズンは3番打者での起用が多く、色々なことを考えてフルスイングする回数が少なかったように思います。西川選手の良さを活かすためにも、4番打者としてフルスイングしてもらうというのが一番いいかもしれません。
マクブルーム選手の来日までは4番西川選手でしのぐのが最も良いと考えます。
小園選手と坂倉選手が昨シーズンよりもレベルアップしていたら非常に楽しみな打線になります!
5番打者には菊池選手!
5番打者は意外に思われるかもしれませんが、菊池選手を予想しました!
2番打者としてのイメージが強い菊池選手ですが、昨シーズンは1番打者や6番打者も務めキャリアハイの16本塁打を記録しています。2番打者としての適性もありますが、本来は菊池選手も積極的に振り回していくタイプの選手です。そのため、バントや進塁打といった制約が多い2番打者より、積極的に打ちに行ける打順が良いかと思います。
初回が三者凡退で終わってしまった場合は、2回の攻撃が1番西川選手、2番菊池選手といったかたちになる点も気に入っています。この1・2番コンビは2019年にも形成されていたので、初回が三者凡退となった場合も、2回にいい攻撃ができると思います。
また、昨シーズンは16本塁打などパンチ力もある選手なので、5番打者としてランナーを返す仕事も期待できます。フライを打ち上げる力も長けているので、得点が欲しい場面での犠牲フライも期待できます。5番はチャンスで回る場面がおおいので、この能力も重要です。
全体的な打順をみると、2~4番に左打者が続いているということもあり5番に右打者を起用したいとも思いました。そこにも5番・菊池選手に起用の意図があります。
横浜にはエスコバー投手や石田投手といった左の中継ぎが多いので、左打者を並べすぎると相手の継投を楽にしてしまうと思い右打者の菊池選手をはさみました。
6番はブレイク必至の宇草選手!
6番は当ブログでも一押しの宇草選手です。
宇草選手に関しては何度も語っているので詳細は省略しますが、宇草選手の”積極的に振りにいく”といった特徴や自慢の長打力・俊足を生かすためには6番打者が適正と思います。6番打者であれば初球から積極的に打ちに行っても問題ありませんし、長打力があることで塁に出た4番西川選手や5番菊池選手をホームに返すような一打を期待できます。
さらに、ランナーがいない場面だとしても長打でチャンスメイクし、下位打線の一打で俊足を生かして得点するといった攻撃パターンも考えられます。
このように宇草選手を6番に置くことで、得点パターンが広がることが予想されるので、6番に宇草選手を起用してほしいと思います!
将来的には5番を打ってほしいですが、左打者が多い打線なので左が続かないように6番での起用にしました。
7番は復活を期待する堂林選手!
7番打者は個人的な希望強めですが、堂林選手をサードで起用してもらいたいと思います!サードには林選手もいますが、開幕戦は堂林選手になるのではないでしょうか。
先日の紅白戦でも状態がよさそうな姿を見せてくれましたし、左肩が入りすぎる課題も改善しつつあるのかなと思いました。逆方向への長打も打てていたように状態はあまり悪くなさそうです。
左投手のチェンジアップを空振りしてしまうという新たな課題も見つかり、横浜先発今永投手もまさしくチェンジアップが武器の左投手であるため懸念点もありますが、中堅となり自覚も芽生えた堂林選手に期待したいと思います。
また、開幕戦は守備も重要になります。堂林選手のサード守備は決して上手いとは言えませんが、守備範囲や捕球に関してはある程度の能力があると思います。林選手はまだ守備範囲が狭いといった課題があるので、守備が重要な開幕戦はより守備範囲の広い堂林選手がいいのではないかと考えました。
個人的な期待と守備面の能力や打撃の状態の良さを考慮し、開幕戦はサード堂林選手がふさわしいと考えました。
バッテリーは8番・會澤捕手ー9番・大瀬良投手
そして、8番打者と9番打者は開幕戦のバッテリー會澤選手と大瀬良投手と予想します。
まず會澤選手ですが、開幕戦という特別な試合でチームをまとめる役割を担うことを期待して起用されると予想します。
會澤選手は中堅選手であり、元選手会長などリーダーシップもあります。今年からは10代目の日本プロ野球選手会会長に就任するなど今やカープだけでなくプロ野球界全体からそのリーダーシップが評価されています。このようなリーダーシップに溢れ頼れる存在の會澤選手は開幕戦のような特別な試合にうってつけだと思います。第10代・労組選手会会長に広島・会沢!リーダーシップ高評価 3代連続で捕手就任へ― スポニチ Sponichi Annex 野球
もちろん打撃面でも一発を打つ力もありますし、状況に応じたバッティングもできるので期待ができます。ただ、ここ数年は怪我の影響もあり本来の打撃ができていないということもあり、8番打者での出場になると思います。
そして、9番は先発投手の大瀬良投手です。大瀬良投手が開幕投手になると予想した理由はこちらの記事をご覧ください。
昨シーズン横浜ベイスターズや横浜スタジアムでの相性が良かったエース大瀬良投手で開幕戦をしっかりものにしてもらいましょう!
あくまでも現時点での予想
今回の記事では開幕戦のオーダーを予想しましたが、これはあくまでも現時点での予想です。ご覧いただいている皆さんにもそれぞれの予想オーダーがある思います!
今後の練習試合やオープン戦でアピールに成功した選手が開幕戦の舞台に立つことができるので、注目していきましょう!
気になるオープン戦のチケット販売や視聴方法は以下の記事にまとめているのでぜひご覧ください。
開幕戦の横浜スタジアムまで飛行機・新幹線・夜行バスを使っていく方法をまとめた記事もあります。開幕戦の観戦を検討されている方はぜひご覧ください!
コメント