10月17日に天福球場にて行われた2021フェニックスリーグ 広島VS巨人のまとめです
試合は3-1で広島が勝利をおさめています。
【スコア】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
【バッテリー】
○広島
投手:小林(7回)-田中法(1回)-藤井(1回)
捕手:持丸
○巨人
投手:戸田(7回)-鍬原(1回)-堀岡(1回)
捕手:喜多
【得点】
○広島:1回表 正随選手タイムリーツーベース
9回表 中村奨成選手2点タイムリーヒット
○巨人:5回裏 山下選手タイムリーヒット
【本塁打】
○広島:なし
○巨人:なし
【ハイライト】
期待の地元ドラフト1位・中村奨成選手
この試合、野手陣で最も活躍した選手は9回表に決勝タイムリーを放った背番号22中村奨成選手でしょう!
同点の9回2アウトから値千金のタイムリーヒットとなりました。
この試合はこの決勝タイムリーを含む2安打2打点、さらには1盗塁の活躍でした!
これでこの試合終了時点での打率は.350になりました。さすがの打撃力ですね!
2017年ドラフト1位の中村奨成選手も、もう高卒4年目となりました。
遠藤投手・山口選手と同様に来季の大卒ルーキーたちと同じ学年ということになります。
今年は一軍での出場機会も増え、プロ初安打・プロ初本塁打など記録しています。
61打席という限られたチャンスの中で打率.283、2本塁打とアピールし、一軍でも通用するということを示してくれました。
ただし、中村奨成選手の本職キャッチャーはカープの激戦区であります。正捕手の會澤選手に加え、今年一気にブレークを果たした坂倉選手、さらに2年目ながらリードや守備面で高い評価を受けている石原選手などハイレベルな競争が繰り広げられています。
中村選手もキャッチャーでの出場が本望だと思いますが、1試合でも多く試合に出るため外野手に挑戦し、1軍では主に外野手での起用でした。
ただ、外野手の守備も目測など難しい点が多いです。経験の浅い中村選手は外野守備でのミスを繰り返してしまい、次第にスタメンでの起用が減ってきました。
中村選手はまだ若いので、出場機会が少ないまま一軍に帯同させるよりは2軍で実戦経験を積ませた方が良いとの考えからこのフェニックスリーグへ参加することになったと考えます。
この試合もセンターでの起用になるなど、フェニックスリーグでは本職の捕手だけでなく外野手としても試合に出場しています。
来季は外野手でもいいから1軍での出場機会を増やすという中村選手の意気込みが伝わってきますね!
中村選手の高い打撃力を1軍でもっと見たいと思うファンも多いので、外野守備を向上させ来季は外野のスタメン奪取する勢いで活躍してほしいですね!
安定感抜群の高卒ルーキー・小林樹斗投手
この試合も先発した高卒ルーキー小林樹斗投手の好投が光りました。
この日は7回を投げて被安打8、失点1、奪三振3と前回(10/11)の登板に続き試合を作っています。
これで2試合連続のQSとなりました!2試合を投げての防御率は0.69と素晴らしい成績です。
ますます来シーズンでの1軍デビューに期待が持てますね!
小林投手ですが、今年のウエスタンリーグ(2軍)デビューは4月3日でした。
ここ数年の広島の高卒ルーキーは1年目は体作りがメインということが多く、1年目での実戦登板は秋ごろになるケースが多かったです。
そのため、4月での小林投手のデビューは早いなと思っていたら、なんと球団の高卒新人が4月中に2軍戦に登板したのは、07年の前田健太投手(現ツインズ)、10年の今村投手、12年の戸田投手らまで遡(さかのぼ)らないといけないようです。
小林投手の潜在能力の高さ・期待値の高さがうかがえますね!
さらに高2軍監督は早期の実践デビューについて「彼が持っている能力に加えて、故障をしないということもあった」とも説明しています。
故障に苦しみ実力を発揮できなくなることも多いので、故障をあまりしないという特徴は野球選手にとって大きなメリットになります。大きな故障をすることなく、プロの世界でカープのエースとして長く活躍できるようになってほしいですね!
「彼の能力と故障もしない」 広島新人・小林に与えられた新・育成術 「4月デビュー」から大器への道(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
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