【カープ】2022年ブレイクが期待される投手6選!今シーズンはこの選手達の活躍に注目!

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今年のプロ野球も開幕まで残り2カ月を切りました。

プロ野球の開幕に備え、以前は2022年カープでブレイクが期待される野手を5人ピックアップして紹介しました。

今回は「投手編」です。今年ブレイクが期待される投手と注目ポイントを簡単に説明します。

今回の記事で紹介する投手が今年のカープの課題ともされる”投手力”の改善に貢献してくれるはずです!

この記事を読んで今年のカープについてもっと詳しくなりましょう!

まつやん
まつやん

野手と同様に投手にも期待される若手投手がたくさんいます!ぜひこの機会に注目ポイントをおさらいしてみてください!

マエケン越えなるか?小林樹斗投手

ドラ4右腕・小林樹斗が初めて経験した春季キャンプ。そこで感じたエース大瀬良大地の存在感|carp|連載|広島アスリートマガジン (hiroshima-athlete.com)

一人目のブレイク候補投手は2020年のドラフト4位、今年高卒2年目の小林樹斗投手です。

2021年シーズンの最終戦に高卒1年目ながらプロ初の先発登板を果たしたことからカープファンの中では有名な選手ですね。高卒1年目でのプロ初登板は2012年の戸田投手以来でした。

プロ初登板は3.2回を投げて6失点(自責点4)ながら奪三振は6つなど堂々たるピッチングを披露しました。山田哲人選手・村上選手といった日本を代表する選手相手にも臆することなく勝負し、二人とも三振に抑えていたのが印象的です。メンタル面の強さが光っていたシーンだと思います。広島に新星!18歳の小林樹斗 初登板で4回途中6失点も村上から2奪三振!/広島カープ/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

小林投手の魅力はMAX152kmの力強いストレートです。村上選手から空振りを奪えるほどのストレートなので、一軍でも十分に通用するボールだと思います。

ストレートの他にもスライダー・カットボールが有効なボールだと思います。スライダーは曲がりこそそこまで大きくないものの、うまくコントロールできる点が大きな武器です。2021年の最終戦では、村上選手からスライダーでも見逃し三振を奪っています。インコースに食い込みコースギリギリいっぱいというよくコントロールされた一球だと感じました。

制球も悪くはなくストレート、スライダーといった武器があるのでローテ6番手として回る能力は十分にあると思います。

その他にもチェンジアップが持ち球としてあるようなので、このチェンジアップのクオリティが上がればローテーション投手として二桁勝利も可能なのではないかと思います。

今年ブレイクする可能性が高い小林投手に要注目です!

小林投手が活躍した2021年フェニックスリーグの試合は以下の記事でまとめているので、ぜひご覧ください!

目指せマエケン!

高卒投手右腕で2年目から活躍した投手と言えば、かつてのエース前田健太投手(現ツインズ)が思い浮かびます。

マエケンは高卒2年目で1軍デビューを果たすと、2年目ながら9勝をあげチームのCS争いに大きく貢献しました。高卒2年目ながらプロ初完封・完投勝利もあげています。

そんなマエケンでも達成できなかったのが、高卒1年目での一軍デビューです。

小林投手はこのマエケンでも達成できなかった高卒1年目での一軍デビューを果たしています。チーム状況や育成方針が変化していることもありますが、高卒1年目で一軍デビューした小林投手への期待の大きさがうかがえます。

小林投手にはぜひとも前田健太投手が高卒2年目で達成した9勝を超えてほしいと思います。正直かなり高い壁だと思いますが、自慢のストレートを軸に制球を乱すことがなければ達成も不可能ではないかと思います。

まつやん
まつやん

小林投手の無駄のない綺麗な投球フォームにも注目です!前田健太投手も無駄のない綺麗な投球フォームが特徴的ですが、小林投手のフォームも綺麗ですね。こういった共通点もあることから小林投手への期待は大きくなります!

同期の栗林投手もブレイク候補として挙げる!

同期入団で2021年シーズンの新人王・栗林投手も小林投手をブレイク候補に挙げています。

侍JAPANのクローバーも務めた栗林投手からブレイク候補に挙げられ、小林投手も嬉しいのではないでしょうか。

ストレートは一級品!遠藤投手

広島・遠藤、粘って7回1失点「向かっていく気持ち」佐々岡監督も「成長している証」/広島カープ/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

二人目のブレイク候補投手は高卒5年目のシーズンとなる遠藤投手です。

遠藤投手は高卒3年目の2020年、ローテーション投手として規定投球回を達成した実績もある投手なので”ブレイク”というより”再ブレイク”が近いかもしれません。

2020年は規定投球回に達成し防御率3.87、5勝6敗とまずまずの成績ですが与四球数がリーグ最多の52個と制球力の悪さに課題がありました。(防御率と好投手の目安については以下の記事でご確認ください)

飛躍が期待された2021年シーズンでしたが、一軍登板は2試合のみで防御率6.75と散々な結果でした。さらに、二軍でも防御率6.16と結果を残すことができずシーズン終了まで一軍へ再昇格することはありませんでした。

ところが、シーズン終了後のフェニックスリーグでは好投を続けると、チームトップの奪三振率・チームで3番目に少ない与四球率を記録しました。この活躍が認められ、2021年の秋季キャンプ・2022年の春季キャンプでは一軍メンバーに選ばれています。

遠投投手の魅力と言えば、184㎝の高身長から投げ下ろされるスピンの効いたストレートです。あのストレートの伸びの良さはTV画面越しでも伝わってきます。

しかし、2020年シーズンはそのストレートの伸びが消えており、思うような成績が残せていなかったように思います。課題の”制球力の改善”を意識しすぎたのかもしれません。

遠藤投手も自身特有の”伸びのあるストレート”を取り戻すことを目標にオフはトレーニングに取り組んできたようです。

遠藤投手のストレートの伸びは腕のしなりによって生み出されます。体の柔らかい遠藤投手だからこそなげられるボールですね。

本人もその点を十分理解しており、「立った時のバランスだったり、胸郭の開きを出して、柔らかさというかムチのように投げられるように。バランスのいい感覚で投げるというのをテーマにやっていました」と語っています。カープ遠藤「しなやか」に逆襲宣言 勝負の5年目は“初心フォーム”に回帰(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

遠藤投手のストレートは3年目もなかなか打たれていませんでしたし、相当いいボールであることが分かります。当時のストレートを取り戻し制球も改善されれば、ローテーション投手として活躍することができるのではないでしょうか。

制球力も課題として残っていますが、フェニックスリーグでの好成績(奪三振率:13.72、四球率:2.57)からは制球力も改善されているように思います。

ストレートの伸びを取り戻し、制球力も向上していれば3年目以上の成績を残せることは間違いなしです。

2022年シーズンの遠藤投手のピッチングから目が離せません!

まつやん
まつやん

遠藤投手の身長から腕のしなりの良さを活かして投げ込まれるストレートは球速以上に打ちにくい球だと思います!そのストレートを軸としたブレイクが期待されます!

セットアッパーは任せた!島内投手

島内“中崎塾”から飛躍だ 目指すは「勝利の方程式」入り/広島カープ/野球/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

3人目は中継ぎ投手のブレイク候補、島内投手です。

私は今季島内投手がセットアッパーとして活躍すると大きく期待しています!

島内投手も魅力はストレートにあります。以下の記事でも島内投手の魅力をまとめていますが、島内投手のストレートはスピン回転数が高く伸びのあるストレートだということが分かります。

遠藤投手同様、島内投手のストレートの伸びの良さもテレビ画面越しに伝わってきます。あのストレートがストライクゾーンにきても打者はなかなか打つことができないと思います。また、高めに来たとしてもついつい手が出てしまうような力強いボールだと思われます。

島内投手はこれまでメンタル面に課題があるように思えました。そのため、点差がある負け試合でではストレートを軸に好投するものの、競った展開での登板では腕が振れないためストレートの伸びも悪くなり、制球も悪くなった挙句、大量失点を喫するといった場面も多くみられました。

ところが、2021年シーズンの終盤ではセットアッパーとして起用されると、最終的に防御率は3.12、15ホールド、与四球率2.57と中継ぎ投手として十分な成績を残しています。

プレッシャーのかかるセットアッパーとして起用されても成績を大きく落とすことはなかったので、メンタル面も改善されたのではないかと思います。ストレート以外の他に、フォークとチェンジアップという武器も手に入れた島内投手には今年期待せざるを得ません。

今シーズンは8回島内投手ー9回栗林投手といった勝ちパターンが形成されるのではないかと思っています!

まつやん
まつやん

島内投手はほぼほぼ確実にブレイクすると思っていいのではないでしょうか?元よりストレートの威力はプロでもトップクラスだったので、メンタル面・制球・変化球といった課題が改善した今季は活躍間違いなしです!

2年目は先発に専念!大道投手

【安仁屋宗八’Sチェック】大道のマウンド度胸と投げっぷり頼もしい/広島カープ/野球/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

続くブレイク候補は大卒2年目の大道投手です。

昨シーズンは中継ぎとして一軍デビューを果たしますが、シーズン途中からは先発へ転向します。先発でも何試合か好投を繰り広げたものの、最終的には不安定な投球が続き二軍降格となりました。

ルーキーだったため、シーズン途中で起用方法が変更されたのは調整面など難しい要素が多くあったことでしょう。

二軍降格以降は先発投手として調整しています。2021年フェニックスリーグでも先発として4試合に登板すると防御率1.17と素晴らしい成績を残しています。

大道投手もストレートが魅力的な投手ですが、スライダー・スプリットといった変化球も素晴らしいです。特にスライダーの曲がりは大きく、本人もスライダーには自信を持っているようです。広島ドラ3・大道に異例の経歴 シンガポールで野球始める スライダーは“マーライオン級”の落差― スポニチ Sponichi Annex 野球

そして、なにより魅力的なのは”ダイナミックな投球フォーム”ではないでしょうか。体全身を使って投げているのが凄く伝わってくる投球フォームです。

そんなダイナミックな投球フォームから繰り出される力強いストレートに打者は差し込まれることが多くなります。ストレートでカウントを整え、得意のスライダーやスプリットで打ち取るという組み立てで、相手打線を封じ込める大道投手の姿が浮かびます。

今季は先発一本に絞って調整しているので、本来の力を100%出せる状態での先発挑戦となります。2021年シーズンも先発として好投する試合が多くあったので、先発本格挑戦の今年はさらなる活躍が見込めると期待しています。

まつやん
まつやん

昨シーズンも山本由伸投手とともに5回までノーヒットノーランで投げ合うなど力があることは示してくれています。先発に専念する今シーズンはさらにいい投球が期待できます!

完成度の高いルーキー左腕!ドラフト2位・森投手

ドラフト2位ルーキーの森投手もルーキーながらブレイクすることを予想しています。

ドラフト1位の黒原投手も魅力的な投手ですが、総合的にみると森投手がより実戦向きなのではないかと思います。

持ち球としては、最速150キロのストレートに加え、チェンジアップ、カーブ、スライダーがあります。

本人が入団会見のインタビューで語っていた通り、「チェンジアップ」のクオリティが非常によさそうです。以下の記事中に森投手の都市対抗野球での投球動画がありますが、相手打者がチェンジアップに全くタイミングが合っていないことが分かります。

森投手のように左腕投手で150キロ近くのストレートを投げることができ、チェンジアップとのコンビネーションもうまく使えるといった投手はカープではなかなかいないタイプに思います。森投手が目標とする今永投手や濱口投手のようにDeNAに所属するタイプの左腕に重ねています

ストレートとチェンジアップのコンビネーションを武器とするDeNAの左腕投手はルーキー時代から活躍する投手が多いですよね。そのため、森投手もルーキー時代から活躍することができるのではないかと思っています。

今年のルーキーは即戦力が多く全員に注目が集まりますが、特に森投手に注目してみてはいかがでしょうか。

まつやん
まつやん

玉村投手・高橋昂投手など左腕のライバルも多いですが、森投手の開幕ローテーション入りは十分にあると思っています!

中継ぎ適正ありか?山口翔投手

春季キャンプでは二軍スタートとなっている山口翔投手ですが、今シーズンは中継ぎとしてブレイクするのではないかと思っています。

山口投手は高卒2年目のシーズンにプロ初登板を果たすと、プロ初先発では7回ツーアウトまで無安打といった好投でファンに強烈なインパクトを与えました。しかし、この時の勝利以外は勝ちに恵まれず交流戦中に二軍降格となってしまいます。さらに、このシーズン以降2020年・2021年と一軍登板はなく、二軍でもぱっとしない成績でした。

そんな山口投手に改善の兆しが見られたのが昨シーズンオフのフェニックスリーグです。

山口投手はフェニックスリーグで中継ぎとして起用されると、好リリーフを続け9イニングを投げ防御率1.00の好成績を残しました。さらに、その後の一軍秋季練習へ招集されると、紅白戦では2イニングをパーフェクトに抑える好投も披露しました。

この要因として本人は「フェニックスリーグあたりから怪我への不安がなく、投げられるようになった。開幕直後に腰の怪我をしたが、体の硬さが出てきて体の変化が出ていた」とインタビューで語っています。

また、中継ぎという役割が山口投手にはあっているのかもしれません。中継ぎ投手として短いイニングを全力で投げることで、課題の制球面も改善されたのではないでしょうか。ストレートを軸として、スライダー・フォークを織り交ぜて打たせて取るといった投球スタイルもいい感じのように思います。

オフには二年連続で大瀬良投手とともに自主トレを行い、パワーアップしているに違いありません。春季キャンプは二軍スタートとなっていますが、これからは入れ替えも激しくなることが予想されるので、一軍へ呼ばれる可能性も十分あります。

中継ぎ投手として一軍の舞台で山口投手がブレイクすることに期待です!

まとめ

今回は2022年シーズンでブレイクが期待される投手6名を紹介しました。

鈴木投手・遠藤投手・大道投手は同じ右腕で開幕ローテーション入りを争うライバルですが、全員ブレイクが期待できる有望な選手です!

ハイレベルな開幕ローテーション争いを繰り広げてチームの底上げにつなげてほしいですね!

今後のキャンプでは今回ご紹介したブレイク候補投手により注目していただけたらと思います。今後の春季キャンプの日程や配信情報は以下の記事で確認することができます!

また、2022年のカープ戦全試合をネット・テレビで観戦するおすすめ方法を実際の使用経験を通じて感じたメリット・デメリット付きでまとめているのでこちらもご確認ください!

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