森投手・玉村投手が不調で開幕ローテーションが決まらない!打線も早打ち&併殺祭りでチグハグ・・・【カープ3月2日OP戦】

カープは2日、横浜ベイスターズとのOP戦に臨みました。

結果は1対9の大敗。。。結果もですが、内容も散々だったのでシーズン中の試合ではなくてよかったと思います。

この試合では先発ローテション入りを争う森投手が先発し、玉村投手もリリーフから登板しましたが、お互いアピール不足に終わっています。

その他、打者成績や投手成績に注目し、この試合のポイントを簡単にまとめたいと思います。

先発ローテションは5番手・6番手が決まらない

カープの開幕ローテーションは大瀬良投手森下投手・九里投手・床田投手までは確定しており、残り2枠を小林投手・森投手・玉村投手で争うかたちです。

ローテーション候補の森投手・玉村投手が登板したこの試合ですが、森投手は3.1回を投げて被安打6、四死球6、自責点4と残念な結果に終わっています。立ち上がりから連打を浴びての3失点が痛かったです。玉村投手は3回を投げて被安打5、四死球2、自責点5とこちらも散々な内容。玉村投手も登板初回の入りが悪かったようです。

二人とも先発ローテションから一歩後退といった内容でした。特に両投手ともに制球がまとまっていませんでした。変化球・ストレートがコースに決まっていないため、連打を浴びてしまったと思います。特に高めに浮くボールが多くありました。両投手ともに平均球速はそこまで速くなく、球威のある投手ではないので高めに浮いたボールは打者にとっては打ちごろとなります。実際に、玉村投手は高めの143キロのストレートを細川選手にホームランにされていますし、森投手が宮崎選手に浴びた先制タイムリーも高めに浮いたストレートです。制球や変化球のキレで勝負するタイプの投手がこの試合のように制球が乱れてしまうと、すぐに失点してしまいます。この試合の経験をいかして、次回登板では低めにボールを集めることを意識してほしいと思います。

二投手の成績を受けて佐々岡監督も「5番目、6番目の投手は全く出てきていないのが現実」と困っている様子。たしかに、現状でいけば今年もローテーション5番手6番手は固定できなくなりそうです。広島佐々岡監督「今日の感じではちょっと、きつい」炎上の2位森翔平と玉村昇悟の追試明言 – プロ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

個人的にはアンダーソン投手に期待しているので、早く来日して日本球に慣れてほしいと思います。また、遠藤投手を先発ローテション候補に戻すの一つの手ではないでしょうか。キャンプ以降ここまでそこまで悪い内容ではありませんでしたので、再度ローテーション争いに加えてもいいと思います。

玉村投手・森投手は貴重な左腕で次回登板のチャンスももらえるみたいなので、次回登板では立ち上がり・制球・変化球の精度を改善してほしいですね。

島内投手は好リリーフ

2番手で登板した島内投手が、この試合で唯一の無失点でした。登板場面は一死満塁で打者は4番牧選手でした。ここで、島内投手はストレート中心で勝負し、見事三振に打ち取っています。一死満塁という三振が欲しい場面で三振がとれたのは大きいです。その後のピンチも無失点で切り抜けると、回跨ぎとなった2イニング目も無失点に抑えました。

この日は26球のうち21球がストレートでチェンジアップが5球と投球の大半がストレートでした。にもかかわず、1.2回を無失点に抑えているので島内投手のストレートが強力だということが分かります。

制球に苦しむ様子もなく、ピンチでも落ち着いていたので課題の制球力とメンタル面は不安なさそうです。この試合ではチェンジアップやフォークの投球割合が少なかったですが、この二球種も武器になる投手です。強力なストレートと落ちる球があるのでやはり中継ぎ向きです。

今年はセットアッパーとして大きく飛躍すると期待しているので、今後も好投を続けてもらいたいです。

打線はまたもや得点・長打不足

この試合も6安打を放ちながらわずか1得点に終わっています。これでここ3試合のOP戦合計で25安打6得点となりました。相変わらずの得点効率の悪さです。

この日も6安打がすべてシングルヒットと長打不足も露呈しました。やはり、長打がなければなかなか点が入りません。宇草選手小園選手・林選手・堂林選手末包選手など長打を打てる能力がある選手が打線にいるにもかかわらず、この長打力不足はさみしいです。これらの選手はもっと長打を思い切って狙ってもいいのではないでしょうか。

この中だと小園選手は5番起用後、長打を意識しているようにも見えるので期待ができます。一方、宇草選手は当てるだけのバッティングとなるケースも多くみられるので、もっと思い切ったスイングをしてほしいです。

この打線の状態をみると、西川選手・坂倉選手・マクブルーム選手はやはり打線に必要不可欠になるかもしれません。この選手たちがいない期間は他の選手たちにとって大チャンスなので、長打を打ってアピールしてほしいです。

堂林選手は好調か

そんな中、堂林選手は好調をキープしているように見えます。前回のOP戦でのマルチ安打に続き、この試合も3打席で1安打放っています。2打席目のサードライナーもあたりはよかったのでいい感じにバットが振れているのではないでしょうか。

ヒットの打席も追い込まれてから粘ったあとのライト前ヒットなので、状態は良さそうです。今後もヒットを積み重ねれば、開幕ファーストのレギュラーは取れるのではないでしょうか。あとは長打が出てくるようになれば文句なしです。堂林選手自身、長打を求められていることは理解してオフの自主トレには取り組んでいたようなので、今後のOP戦の結果に注目です。広島堂林翔太、オープン戦3戦連続安打「基本に返ってセンターを意識」打率5割で存在感 – プロ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

早打ち&ゲッツー祭りは公式戦ではやめてほしい

この試合で衝撃を受けたのが、9イニングで5つも併殺打があったことです。こんだけ併殺打があれば1得点に終わるのも納得です。

以下がこの試合の併殺打です。

この試合の併殺打

3回表:一死満塁から宇草選手がセカンドゴロ(初球

4回表:一死1、2塁から堂林選手がサードライナー(3球目)

6回表:一死1塁から會澤選手がセカンドゴロ(初球

7回表:無死満塁から中村奨成選手がサードゴロ(初球

8回表:一死1塁から中村健人選手ショートゴロ(初球

堂林選手のゲッツーはライナー間のもので、二塁走者の末包選手が飛びだしていたことがいただけませんでした。

その他の併殺打ですが全て初球を打っての併殺打です。これは横浜の投手からしたら非常にラッキーだったでしょう。特に、3回と7回の満塁の場面からの初球打ちゲッツーは相手を助けてしまいましたし、流れも相手にいってしまいました。現に3回裏と7回裏は失点を喫しています。

初球打ちや積極的な攻撃は悪くありませんが、もう少し場面や相手の心理状況を考えた方がいいかもしれません。満塁の場面、投手はピンチでアップアップの状態なのでしっかりとボールを見ていくという作戦でもいいように思います。

宇草選手の打球も中村奨成選手の打球もそれぞれあたりはよかったものの併殺打となっています。打ち取られた球を見るとコースは甘いものの、カットボールとスライダーでゴロになるように配球されていた可能性が高いです。二選手ともおそらく初球はストレートでストライクを取りに来ると思っていたのかもしれません。そこを見事打ち取られてしまいました。

こうした結果になる可能性もあるので、押せ押せムードでも打ち気になりすぎず少し冷静になって相手投手の状態を様子見するといった作戦をとってもいいかもしれません。今季のチーム方針なのか分かりませんが、こうした早いカウントでのゲッツーはよく見かける気がします。

早打ちに関しても、横浜打線は8回の攻撃でカープ投手陣に190球投げさせているのに対し、カープ打線は9回の攻撃で横浜投手陣に113球しか投げさせていません。もちろん横浜の方が安打を打っていることも原因の一つですが、カープがいかに早打ちか分かります。

横浜も昨年までは早打ちで淡白な攻撃が多いイメージでしたが、今年は練習試合からボールを選んだり、粘ったりしてしぶとい打線になった印象です。そこには、今季から横浜のコーチに就任した石井琢朗コーチの影響があると思います。

カープも石井琢朗コーチが打撃コーチを務め、リーグ優勝を果たした2016年ごろは球数を稼いだりもっと粘っこいいやらしい打線でした。最近は若い打者が多いこともあり、早打ち傾向にあります。当然、チーム・打者の調子がいい時はこの早打ちでも大量得点ができますが、早打ちが多すぎると今日のような淡白な攻撃が続いて得点をあげることができないといったリスクも高くあります。

今の横浜のようにボールをしっかりみて四球も選びつつ、甘い球を捉えるといった攻撃の方が得点効率もあがります。なにより、不調の時でも四球を選ぶ能力があれば打線に貢献できます。早打ちも調子がいい時は思い切り振れていいのですが、不調時はとことん凡打マシーンとなってしまうので、かつての広島のように四球を選ぶことの重要性をチームで再確認してほしいと思います。(もちろん四球を意識しすぎて自分のバッティングスタイルを見失うのはよくないので、難しいところではありますが・・・)

まつやん
まつやん

シーズン中に今日のような淡白な攻撃はやめてほしいですね!

まだ開幕まで3週間ある!

2日の試合は散々でしたが、まだ開幕まで3週間もあるので立て直すには十分な時間があります。

今のうちに課題は出し切って、開幕時にはそれらを改善させていてくれたらいいなと思います。

西川選手ら主力の合流も近いので、若手選手の奮起に期待です!

横浜スタジアムでの開幕戦を見たい方向けに、広島から横浜スタジアムまでのアクセス方法をまとめた記事もあるので、よければご覧ください!

また、このブログ記事と関連した動画もあるのでそちらもぜひご覧ください。

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